韓国の「愛国裁判」に徹底抗戦、やけど負った台湾の人気司会者が署名活動―台北市

Record China    2013年10月6日(日) 23時0分

拡大

5日、台湾の物まねタレントで司会者・郭子乾が、韓国の高級ホテルを相手に係争中の裁判について、一般市民からも抗議の声を上げてもらうため署名活動を行った。写真は郭子乾。

2013年10月5日、台湾の物まねタレントで司会者・郭子乾(グオ・ツーチエン)が、韓国の高級ホテルを相手に係争中の裁判について、一般市民からも抗議の声を上げてもらうため署名活動を行った。台湾の日刊紙・聯合報が伝えた。

郭子乾は2012年1月、家族旅行で韓国・ソウルの某外資系ホテルに宿泊。この時、部屋に備えてあったポットでお湯を沸かして持ち上げたところ、底の部分が急に脱落して太ももに熱湯を浴び、大やけどを負った。しかしホテル側は、郭子乾に過失があったとして謝罪の姿勢を見せず。郭子乾は損害賠償を求めて韓国の裁判所に訴え出ていたが、今年8月に裁判所がこれを棄却。送られてきた判決文には、全ては彼が故意に起こした騒動であり、「ホテルの名誉を傷つけるためのねつ造」と記されていた。これに対し郭子乾は、「韓国でこんな不快な思いをする台湾人を今後は出さないため」として、徹底的に戦う構えを見せている。

5日、郭子乾および彼を支持するタレントやテレビ司会者ら約80人が、台北市内の繁華街に繰り出し、署名活動を行った。この事件は台湾でも非常に関心度が高く、1時間あまりで4000人を超える署名を集めている。

裁判について郭子乾は、「事実をねじ曲げられ、人格まで否定された。自分がホテルの名誉を傷つける気などないし、その必要もない。だから泣き寝入りはせず、どこまでも戦い続ける」と語っている。一般社会からは、郭子乾が国家および民族抗争レベルまで騒動を発展させたい狙いがあるのでは?との見方もある。これに対して郭子乾は、「目的はあくまでホテルと裁判所に過失を認めさせること。韓国に対して、どうこう言っているわけではない」と語っている。

署名活動に参加したある有名司会者は、「韓国はスポーツ界に愛国審判がいれば、法界には愛国裁判官までいる。愛国さえ掲げれば、外国人をおとしめても無罪だと思っている」と、怒りを込めて語っている。(翻訳・編集/Mathilda

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携