外出できない武漢市民、窓開けて「頑張れ」と励まし合う=医師「危険だからやめて」―中国

Record China    2020年1月28日(火) 12時50分

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新型コロナウイルスによる肺炎が発生した中国湖北省武漢市で、市民の間で集合住宅の窓を開けて「加油(頑張れ)」などと声を上げて励まし合う動きが出ているようだ。

新型コロナウイルスによる肺炎が発生した中国湖北省武漢市で、市民の間で集合住宅の窓を開けて「加油(頑張れ)」などと声を上げて励まし合う動きが出ているようだ。

中国版ツイッターの微博(ウェイボー)には、こうした様子を撮影した動画がいくつか投稿されており、「涙が出てきた」「悲しくなってくる」「なんとか助ける方法はないのか」「遠く海外からも応援したい」「落ち着いて」「感染拡大につながる」「気持ちは分かるが支持できない」など、さまざまなコメントが寄せられている。

また、中国のネット上では「武漢市民は27日午後8時に一斉にベランダの窓を開けて国歌を歌おう」とする呼び掛けも拡散されていた。

こうした動きについて、中国共産党中央政法委員会のウェイボー公式アカウントは、「武漢市民の気持ちはよく分かるが、飛沫(ひまつ)感染したら割に合わない」などと自制を求めている。

中国紙・環球時報の公式アカウントも、医師の話として「とても危険だ。唾液などの飛沫が飛散するし、人は歌う際に深呼吸をする。建物間の飛沫も風で運ばれてくる」などとし、「窓を開けて歌うのを今すぐやめよう」と促している。(翻訳・編集/柳川)

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