「武漢肺炎と呼ばないで」韓国大統領府の発言がネットで物議「日本脳炎は?」

Record China    2020年1月29日(水) 7時40分

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28日、韓国で4人目の新型コロナウイルス感染者が確認された中、韓国大統領府のある発言が物議を醸している。写真は武漢。

2020年1月28日、韓国で4人目の新型コロナウイルス感染者が確認された中、韓国大統領府のある発言が物議を醸している。

韓国メディア・韓国経済によると、韓国大統領府は27日、記者団に送った案内文で「感染症の公式名称は新型コロナウイルス感染症だ。参考にしてほしい」と呼び掛けた。中国・武漢で発生した新型コロナウイルスによる感染症は韓国のメディアなどで「武漢肺炎」と呼ばれている。

韓国大統領の呼び掛けの意図について、記事は「外交的な負担を考慮したためだ」と指摘し、「韓国では文在寅(ムン・ジェイン)政権発足後、外交が親中路線に傾いたとの指摘が絶えない」と説明。文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一外交安保特別補佐官は最近、「もし北朝鮮の非核化が実現しない状態で駐韓米軍が撤収したら、中国が韓国に核の傘を提供し、その状態で北朝鮮と協議するという案はどうだろうか」とも発言していた。

これを見た韓国のネットユーザーからは、「治療法がなく国民の不安が高まっている時に中国を擁護するのか?」「武漢肺炎と呼ぶことで中国人や中国から帰って来た人との接触に警戒心が生まれる。感染拡大を阻止するためにも武漢肺炎の名称を使用し続けるべき」「日本脳炎やアフリカ豚コレラと呼ぶことに対しては何も言わなかったのに?国民が不安を抱えているのに大統領府はそんなことを気にしているなんて」「他の国も武漢肺炎と呼んでいる。なぜ文政権だけ気にするのか」「呼び方なんて何でもいいから中国人入国禁止を命じてほしい」「文政権の頭の中は常に国民より外交が優先なんだね」など不満げな声が続出している。

一方で、「メディアが分かりやすく武漢肺炎と言っているだけで本当は新型コロナウイルス感染症でしょ。何も間違ったことは言っていない」「正式名称を使いましょうと呼び掛けることがなぜ親中になるのか…」と反論する声も上がっている。(翻訳・編集/堂本

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