政府高官の汚職を告発した記者、名誉棄損罪で逮捕=ネットユーザーからは非難続出―中国

Record China    2013年10月11日(金) 14時9分

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10日、中国政府高官の汚職をネット上で実名告発し、「ネット上でデマを拡散させた」として拘留されていた記者が、名誉棄損罪で正式に逮捕された。資料写真。

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2013年10月10日、中国政府高官の汚職をネット上で実名告発し、「ネット上でデマを拡散させた」として拘留されていた記者が、名誉棄損罪で正式に逮捕された。英BBC中国語サイトが伝えた。

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逮捕されたのは、広東省の新聞・新快報の劉虎(リウ・ホー)記者。劉記者は7月29日、国家工商行政管理総局の馬正其(マー・ジョンチー)副局長が国有資産を横領するなどの汚職を行っていたとして、自身のミニブログに書き込んで告発。8月23日に重慶市の自宅から北京市公安局に連行され、身柄を拘束されて取り調べを受けている。

この事件の経過について、ネットユーザーからは数多くの不満が寄せられている。

「告発者が捕まったのに、告発された方はどうなっているの?本当のことを言ったらこういう末路をたどるのか?」

「もし劉記者が名誉棄損罪に該当するとしても、“社会秩序や国家の利益に深刻な危害をもたらす”ほどのことではない」

「この罪名で処理するのであれば、なぜ馬副局長自身が訴えないの?」

「適当な罪名が見つからなかったから、ありもしない罪を着せるしかなかったのだ」

「ミニブログ上で役人の汚職を明らかにしただけなのに、言いがかりをつけて事を面倒にして逮捕したのは、保釈したら社会的危険性があると考えたからだろう。こんな処理の仕方は愚かだとしか言いようがない」 (翻訳・編集/碧海)

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