米債務上限問題、中国経済に与える影響は甚大―米メディア

Record China    2013年10月14日(月) 9時50分

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11日、ウォール・ストリート・ジャーナル中国語版は記事「海外政治家は米国のデフォルトを懸念、マーケットは楽観視」を掲載した。中国財務部の朱光耀副部長は7日、世界経済に深刻な影響を与えかねないと警告した。資料写真。

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2013年10月11日、ウォール・ストリート・ジャーナル中国語版は記事「海外政治家は米国デフォルトを懸念、マーケットは楽観視」を掲載した。

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米債務上限問題についてマーケットは楽観的な見方を示しているが、有識者及び海外の政治家は懸念を表明している。中国財政部の朱光耀(ジュウ・グアンヤオ)副部長は7日、上限引き上げで速やかに合意が成立しなければ、中国、そして世界経済に深刻な影響が生じると発言した。

中国の懸念は決して意外なものではない。6月末時点で中国は1兆2800億ドル(約126兆円)の米国債を保有している。海外保有者による米国債保有全体の23%に相当する。中国の外貨準備高において米国債が占める比率は約38%。その他の米国関連債券を含めればほぼ50%に達する。

米国の国内政策が全世界に与える影響はきわめて大きなものだ。今年、米連邦準備制度理事会(FRB)が量的緩和政策の縮小を示唆しただけで、世界の新興市場の通貨危機に拍車をかけることとなった。さらにサブプライムローン問題が世界にどれほどの影響を与えたのかもまだ記憶に新しい。今回、デフォルトの可能性は小さいとはいえ、その潜在的な影響力はきわめて大きい。(翻訳・編集/KT)

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