Record China 2020年2月3日(月) 23時50分
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中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が海外にも拡大する中、イタリアの人々の間で、「中国料理を食べる」ことで中国人への嫌がらせや差別に反対するムーブメントが起きているという。
2020年2月3日、中国湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が中国の他都市や海外にも拡大する中、イタリアの人々の間では中国人や中国系市民に対する嫌がらせや差別が見られる一方で、「中国料理を食べる」ことで中国人への差別に反対するムーブメントも起きているという。
中国のポータルサイト、今日頭条に2日掲載された記事によると、イタリアでは最近、ローマのトレビの泉の近くにあるバーが「中国人入店禁止」の貼り紙を掲示したほか、ローマの空港から市内へ向かうバスに乗車した中国人2人がマスクをしていたため他の乗客とトラブルになったり、ミランでは中国系の女性がタクシーへの乗車を断られたりするということが起きているという。
「中国人入店禁止」の貼り紙について報じられると、ビルジニア・ラッジ市長は即座にこうした動きを批判し、「疑心暗鬼になるのをやめ、人種差別に気をつけ、衛生当局の支持と意見に従ってほしい」と述べた。
ミラノでも、市当局者がチャイナタウンで麺料理を試食したり、人気女優のBarbaraさんがテレビ番組内でフォーチュンクッキーを食べたり、マイクロソフトのイタリア人社員らがチャイナタウンで中国料理への支持と応援を表明したりするなどした。医学ジャーナリストのRoberta氏もわざわざ中国料理店に出向いて春巻き料理を食べ、「デマを飛ばしているのは、この機会に中国料理店から客を奪おうとしている人たちかもしれない」と述べたという。(翻訳・編集/柳川)
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