炭鉱事故、死者23人に。背景に安全基準を無視した違法操業―山西省臨汾市

Record China    2007年5月7日(月) 12時2分

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2007年5月5日、山西省臨汾市蒲県の炭坑でガス爆発事故が発生した。7日現在までに23人の死亡が確認された。安全基準を無視した違法操業がこの事故の背景にあり、張宝順山西省委書記(写真)は炭坑の違法操業の実態をただちに調査するよう厳命を下した。

2007年5月5日、山西省臨汾市蒲県の炭坑でガス爆発事故が発生した。7日現在23人の死亡が確認された。7人が行方不明。捜索は続いているが、坑内のガス濃度が高く、救出作業は困難を極めている。

臨汾市・周傑(ジョウ・ジエ)副市長によると、事故が起きた炭坑では安全基準を無視した違法操業状態が続いていたという。書面では炭坑の労働者は131人となっていたが、実際には350人の労働者を雇用していた。規定によれば、事故発生時に坑内の作業人員は44人のはずだったが、当時坑内には125人もの労働者がいた。劣悪な設備を労働者の数でカバーしようとしたと見られるが、規定以上の作業員が坑内に入ったため、現場は混乱していたという。蒲県の関係部門はすでに炭坑に是正命令を出していたが、炭坑側は無視し続けていたという。***

現場で救援指揮を執っている張宝順(チャン・バオシュン)山西省委書記は、この違法操業の実態を厳しく批判した。今回の事件から教訓を得るべきと延べ、関係各所に炭坑の違法操業の実態を把握するよう調査命令を出した。(翻訳/編集・KT)

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