2013年10月16日、独国際ラジオ放送ドイチェ・ヴェレによると、米国で一部の政府機関が閉鎖された事態に関して中国でも注目が集まっているが、同様の事態が中国でも発生する可能性について中国の経済学者が触れている記事をツァイト・オンラインが15日に掲載した。

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債務上限の引き上げの是非を巡って発生した米政府機関の閉鎖は民主主義体制ゆえの事態だが、中国は事実上の一党独裁国家であり、そうした事態が起こる可能性は低い。ある中国の経済学者は「債務が高まったことで法により強制的に政府が閉鎖状態に陥るなど、中国にとっては考えられないこと。しかし、仮に中国で同様の事態が発生した場合、国有企業はどうなるのか、無給となった役人が登庁しなくなればどうするのか、最終的には社会全体が混乱に陥ることになるのか」と精察する。

そして、「しかし驚くべきことに、中央政府が十分機能しない状態でも米国は問題なく動いている。政府機関の閉鎖による影響が小さいということは米国で政府と経済の線引きがされているということを示しており、中国も同様であるべきだ」と指摘している。

記事は「米国は今回も最終的には解決案を見い出し、ワシントンの権威は政府機関が閉鎖されても弱まることはないだろう」と締めくくられている。（翻訳・編集/岡田）