中国政府、注目される李文亮事件の全面調査を開始

CRI online    2020年2月8日(土) 13時50分

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中国政府は7日、高まる民衆からの声を受けて、李文亮医師に関する問題を全面的に調査するため、湖北省武漢市に調査チームを派遣する決定を下しました。 李文亮氏は武漢中心医院の眼科医で、新型コロナウイルスによる肺炎の治療に従事する中で自身も発症し、治療を受けていましたが、7日早朝に34...

中国政府は7日、高まる民衆からの声を受けて、李文亮医師に関する問題を全面的に調査するため、湖北省武漢市に調査チームを派遣する決定を下しました。

 李文亮氏は武漢中心医院の眼科医で、新型コロナウイルスによる肺炎の治療に従事する中で自身も発症し、治療を受けていましたが、7日早朝に34歳の若さで亡くなりました。

 李医師の訃報を受けて、中国では多くの人々が微博(ウェイボー)などのソーシャルメディアをはじめとするネット上で哀悼の意を発信しました。また、国家衛生健康委員会や武漢市政府なども哀悼の意を表明しています。

 公開された情報によりますと、李医師は武漢市での新型コロナウイルスの感染発生初期に感染防止のための警告を行いましたが、残念ながら現地の衛生当局はヒトからヒトへの感染の有無について未確定であることなどを理由に、李医師からの警告を重く受け止めなかったということです。

 これについて専門家は「李文亮医師が不遇な目に遭った今回の出来事から、武漢市における都市ガバナンスの問題が見えた。特に、重大な突発的事件への緊急対応とコントロールにおける問題は深刻であり、反省すべきところだ」と示しました。

 国家監察委員会は中国共産党中央委員会の批准を得た7日当日から調査チームを派遣し、人々の注目が高まっている李文亮医師をめぐる問題の真相と責任の追及に当たっています。この対応について、アナリストは「中国の指導部は問題を避けることなく、解決する姿勢を示した。これは、新型肺炎との戦いに勝利する自信を社会各界に与える対応でもある」との見方を示しました。(提供/CRI

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