人民網日本語版 2020年2月15日(土) 9時30分
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中国疾病予防管理センター微信公式アカウントが発表した情報によると、中国CDCチームは13日に新型コロナウイルス肺炎の感染確認患者の糞便から2株の新型コロナウイルスの分離に成功した。
中国疾病予防管理センター微信公式アカウント「中国疾病予防管理動態」が発表した情報によると、鍾南山院士、李蘭娟院士のチームが患者の糞便からウイルスの分離に成功したと発表したことに続き、中国CDCチームは13日に両省の新型コロナウイルス肺炎の感染確認患者の糞便から2株の新型コロナウイルスの分離に成功した。中国新聞網が伝えた。
南方医科大学三級生物安全実験室の趙衛室長は、「糞便からウイルスが検出されたことは、ウイルスの感染ルートに変化が生じたことを意味しない。現在は依然として呼吸器及び接触による感染が中心だが、新型コロナウイルスへの対策については確かに新たに注意すべき問題がある。例えばトイレを流す時、糞便に含まれるウイルスが空気中に拡散する可能性があり、これを吸ってしまえば感染の恐れがある。特に農村部のトイレには上下水道が通っていない場合が多く、感染のリスクがさらに高い」と指摘した。
趙氏は「一般の人々の家での生活への影響は少ない。周辺に感染源がなければ、特に何かを変える必要はない。一般市民は過度に心配し、パニックに陥る必要はない。防護方法はこれまでとほとんど変わらず、マスクを適切に着用し、こまめに手洗いと消毒を行い、食べ物はよく火を通してから食べる。人の集まる社交活動を回避し、個人と家庭の衛生に注意する。下水道が詰まらないようにし、必要な消毒を行うなどだ」と強調した。
浙江大学伝染病診断治療国家重点実験室の呉南屏副室長は、「実験室内でこのような状況が発生した。疫学専門家は確認のためさらなる調査が必要だ。高い感染性を持つかについては、さらなる調査と科学的研究を待つ必要がある。糞便のウイルスは飲み込んだものなのか、あるいは腸内で細胞が増殖したのか、さらに血液・痰、疾病の発生・発展との関係についてもさらなる研究による証明を待つ必要がある」と述べた。(提供/人民網日本語版・編集YF)
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