韓国メディアがブルージェイズに加入した日韓選手を比較「対応が全く違う」

Record China    2020年2月17日(月) 19時40分

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20年2月14日、韓国・OSENは、大リーグ・ブルージェイズに日韓の同じ年の投手が入団したが、「キャンプ初日の2人の位置と待遇は天地ほどの差があった」と伝えた。資料写真。

2020年2月14日、韓国・OSENは、米大リーグ・ブルージェイズに日韓の同じ年の投手が入団したが、「キャンプ初日の2人の待遇には天地ほどの差があった」と伝えた。

ジャイアンツから移籍した山口俊と、昨シーズンまでドジャースでプレーしFAとなりブルージェイズと契約した韓国の柳賢振(リュ・ヒョンジン)は、共に1987年生まれの投手だ。

記事は「メジャー選手の立ち位置は、クラブハウスのロッカーの場所を見るとよく分かる。実力を認められたベテランには、移動しやすい通路側、隣が空いていて広く使えるロッカーが与えられる」と説明。その上で「4年総額8000万ドル(約87億円)でブルージェイズ入りした柳は、大リーグ8年目のベテランでエース待遇を受けており、このようなロッカーに柳の背番号『99』が記されている。一方、ポスティング制度を利用してブルージェイズ入りした山口のロッカーは通路側ではなく、両隣は他の選手が使っている」と伝えている。

また、記事は「取材陣の規模にも差がある」と指摘。柳の取材に来た韓国メディアは40人余り、米国メディアも合わせると50人に達し、人数が多過ぎるためクラブハウスの外でインタビューを行ったという。「大規模取材はイチロー、ダルビッシュ有、大谷翔平ら日本のスター選手の象徴だったが、この日は柳が大勢を引き連れていた。それに比べ山口の取材に訪れた日本メディアは10人ほどだった」と伝えている。

さらに記事は、「柳は監督、選手、関係者からエース待遇を受けている」と強調。チャーリー・モントーヨ監督の「うちにエースが誕生した。柳賢振がエースだ」というコメントや、現地記者からも柳に「エースに関する質問」が殺到したことなどを伝えている。一方、山口については「日本の記者と簡単なインタビューを行ったのみ」としている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「こういう比較の仕方は、ちょっと…」「クッポン(極端な愛国主義)は幼稚だ」「レベルの低い記事を書いてほしくない。みっともない。同じチームの同僚として、2投手の長所を書けばいいじゃないか」「山口と柳が逆の状況だったら、どんな気分になる?」「こういう記事はプレッシャーを与えるだけだ。山口のほうが好成績を残したらどうする?」など、比較することへの疑問の声が殺到している。

また、かつて韓国代表でプレーし「日本キラー」と呼ばれた金廣鉉(キム・グァンヒョン)がポスティングでセントルイス・カージナルスに移籍したことから、「金廣鉉も山口のような待遇を受けているんだ」「あまり喜ぶべきではない」といったコメントも寄せられている。(翻訳・編集/麻江)

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