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14日、米華字メディアの美国中文網によると、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、米カリフォルニアでマスクを着けるべきか否かについて議論となっているという。資料写真。
2020年2月14日、中国メディアの中国僑網は、米華字メディアの美国中文網によると、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、米カリフォルニアでマスクを着けるべきか否かについて議論となっていると伝えた。
記事によると、メキシコから移民してきた64歳のMarta Ayalaさんは、サンガブリエル・バレーにあるスーパーへ買い物に行った際、白い医療用マスクを着けたアジア系の客が向こうから歩いて来るのを見て、「怒りのあまり眉をひそめた」という。
Ayalaさんも、新型コロナウイルスの感染が広がっていることは伝え聞いているが、マスクのような過度の反応に否定的な考えを持っていて、「マスクの着用には賛成しないし、必要性が理解できない。深刻な疫病のことは知っているが、誰がそんなことを考える時間のゆとりがあるというのか」と述べている。
一方、39歳のChong Taingさんは異なる考えを持っている。Taingさんにとってマスクは、長袖シャツやサングラスと同じほどの意味があり、マスクは疫病から自分を保護してくれるだけでなく、他人をも保護できるため、「一種の礼儀だ」と述べている。
記事は「サンガブリエル・バレーのように、疫病に対してこのように全く異なる反応が出る地域は少ない」と指摘する。
10年に行われた米国の国勢調査によると、サンガブリエル・バレーの人口は185万人で、このうち46%がラテンアメリカ系、28%がアジア系だったという。その上で、「この地区では2大グループが同じ所で買い物や食事をし、同じ学校に子どもを通わせている。しかし、疫病に対する反応はこんなにも異なっている」と伝えた。
その上で、「アジア系のグループの中で、疫病を心配する反応が顕著だ」と指摘。食事や買い物の習慣が変化し、春節(旧正月)のお祝いなどの大規模なイベントを中止し、大勢で集まることを避けてマスクを着けるようになったとし、「サンガブリエル・バレーでは多くの人がマスクを着けていないが、マスクを着けている人はほぼアジア系の人だ。これは誤解や偏見を産む可能性がある」と伝えている。(翻訳・編集/山中)
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