温家宝首相がうれしくて眠れないもう1つの理由―中国

Record China    2007年5月8日(火) 8時33分

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2007年5月5日、渤海湾大型油田発見のニュースを聞いた夜は興奮して眠れなかったと語った温家宝首相だが、そこには隠れたもう1つの眠れない原因があるとの報道があった。

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2007年5月5日、渤海湾灘海区の「冀東南堡油田」発見のニュースを聞いた温家宝首相は、その夜は興奮して眠れなかったと語ったが、そこにはもう1つ眠れない理由があったという。

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埋蔵量10億トンの大型油田「冀東南堡油田」のニュースはたしかに喜ばしいニュースだが、専門家の話では興奮して眠れなくなるほどの埋蔵量ではないという。中国の1年間の石油消費量は3.2億トン。10億トンの石油は中国にとって、たったの3年分の消費量に過ぎないというのだ。***

それではなぜ眠れないほど温首相は喜んだのか?報道では、温首相はこのとき、10億トンという数字は現在はっきり確定できる量を公表したもので、実際の埋蔵量ははかり知れないとの報告も受けたからというのだ。

中国の石油消費量はアメリカに次いで、現在世界第2位。石油輸入量はアメリカ、日本に次いで世界第3位。石油の対外依存率の高さが問題となっている中国にとって、今回の大型油田の発見で少なくとも今後10年は、経済面で諸外国より優位にたてるという見通しが、温首相を興奮させたのだろう。(翻訳/編集本郷智子)

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