日本各地でマラソン大会、中国ネット驚き「第2の湖北省に」、中国からの参加者には「恥ずかしくないの?」

Record China    2020年2月17日(月) 12時10分

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中国武漢市で発生した新型コロナウイルスの感染が拡大する中、16日に日本各地でマラソン大会が行われたことが、中国で大きな注目を集めている。

中国武漢市で発生した新型コロナウイルス(COVID-19)の感染が拡大する中、16日に日本各地でマラソン大会が行われたことが、中国で大きな注目を集めている。

同日には、東京、神奈川、静岡、京都、兵庫、福岡、熊本、沖縄など、各地でマラソン大会が開催された。これに驚きを示したのが中国メディアだ。観察者網は、「ウイルスが急速に拡大する中、日本各地で数万人規模のマラソン大会が予定通り開催される」と題する記事を掲載。「大会主催者は最近の状況を鑑み、マスクや消毒液などを準備していた」とする一方、「日本のネット上ではこの時期のマラソン大会開催に対して不満を示すコメントも少なくなかった」などと伝えた。

環球網は、「日本が院内感染の可能性を認めたその翌日、10万人がマラソン大会に参加」と題する記事で、和歌山県湯浅町の済生会有田病院で医師や患者が新型コロナウイルスに感染したことについて、同県の仁坂吉伸知事が15日に院内感染の可能性を認めたことを説明。それでも16日には日本各地で11のマラソン大会が開催され、約10万人が参加していたと伝えた。

また、映像メディアの梨視頻は「リスク恐れず!日本各地でマラソン大会」とし、「新型コロナウイルスの影響で中国国内では多くのマラソン大会が延期や中止になっているが、日本では16日に東京、神奈川、静岡など各地で開催された」と報道。15日に加藤勝信厚生労働相がすでに市中感染が広がっている可能性があるとしてこと、同日の時点で感染者が340人を超えた(クルーズ船含む)ことなどを説明し、「多くの参加者がマスクを着用していたが、この特殊な時期に人が集まるイベントを開催すべきではないと懸念を示す人も少なくない」などと伝えている。

中国ネットユーザーの関心も高く、梨視頻の中国版ツイッター・微博(ウェイボー)への投稿には半日ほどで1万3000件以上のコメントと、44万以上のリアクションが寄せられた。コメント欄には、「この時期に?」「やめた方がいい、本当にやめた方がいいよ」「(日本は)世界で2番目に感染状況がひどいというのに」「ウイルスに対して寛容すぎないか?」「日本政府は肝が据わってるな」「注意しないと、第2の湖北省になるぞ」「本当に分からない。彼らは何か秘密兵器でも持っているのか?。こんなに落ち着いているなんて」「なんてことだ。初期の武漢(の危機意識の低さ)にますます似てきた」「他国でウイルスが爆発するのを見たくない」といった声が並んだ。

このほか、京都市で行われたマラソン大会には当初、中国に居住するランナーの申し込みが386件あったものの、自粛要請などで実際に参加したのは28人にとどまった。しかし、中国のネットユーザーからはこの28人について、「なぜ参加しようとする」「恥ずかしくないのか」「こういう時だ。他人に迷惑をかけるべきじゃない」「この28人の面の皮はどれだけ厚いのか」「人から尊重されたければ相手を思いやることを学ばないといけない。ウイルスが流行する今、中国人は可能な限り海外に行くべきじゃない」といった声が寄せられ、多くの共感を集めている。(翻訳・編集/北田

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