「中国人を皆殺し」発言の米番組が削除、米学者「子供の心に“傲慢”と“偏見”を刻むな」―中国メディア

Record China    2013年10月25日(金) 11時10分

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24日、米ABCが先週放送したトーク番組で、男の子は「中国人を皆殺し」と発言。番組放送後大きな論争を巻き起こし、華人からは抗議が相次いだ。その影響からか、24日には同放送分がABCの公式サイトから削除されていた。写真は米国のチャイナタウン。

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2013年10月24日、米ABCが先週放送したトーク番組で、男の子は「中国人を皆殺し」と発言。番組放送後大きな論争を巻き起こし、華人からは抗議が相次いだ。その影響からか、24日には同放送分がABCの公式サイトから削除されていた。環球時報(電子版)が伝えた。

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今月16日に米ABCが放送したトーク番組で、司会のジミー・キンメルの「米国は中国から1兆3000億ドルもの借金をしている。このお金をどうやって返せばいいだろう」という質問に、6歳の男の子は「中国人を皆殺しにすれば、お金は返さなくていい」と発言し、華人から抗議が殺到。米ホワイトハウスの国民からの請願受け付けサイト「We the People」では、同番組の削除を求める意見が投稿され、1万5000人以上が署名した。

削除を求める人たちは、「この番組は受け入れられない。関連企業はすぐに番組を削除し、謝罪するべきだ」と怒りをあらわにした。さらに、「子供は物事を深く考えられないだろうが、番組の司会者や放送会社は皆が成人したいい大人だ。彼らには番組を放送しないという選択肢もあったはずだ。この番組は民族同士の憎しみしか生み出さない」と痛烈に批判した。

このほか、米国の中華系メディア評論家は「6歳の子供が発した言葉は取るに足らないが、メディアだと話は違ってくる。メディアの報道は社会に影響を与え、とりわけ老若男女が見ている同番組の影響は大きい」と指摘。さらに、米国の心理学者は「子供は真っ白なボードだ。その上に書いたものがそのままの形として反映される。メディアは子供の心のホワイトボードに傲慢(ごうまん)と偏見を描くべきではない」と発言している。(翻訳・編集/内山)

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