Record China 2013年10月26日(土) 11時53分
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24日、植物を育てるための「土」。その土を、東京五反田にあるフランス料理店 Ne Quittez Pas(ヌキテパ)は、料理にしてしまったという。
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2013年10月24日、植物を育てるための「土」。その土を、東京五反田にあるフランス料理店 Ne Quittez Pas(ヌキテパ)は、料理にしてしまったという。日本のメディアは同レストランを「風変わりな衝撃グルメ」と紹介している。好奇心を掻き立てる「土料理」。ちょっと及び腰になるのも事実だ。環球時報が伝えた。
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「土料理」を開発したのは、同レストランのシェフ・田辺年男氏とガーデニング用の土を開発・販売する「プロトリーフ」。近年「食の安全」が叫ばれるようになり、同社には「子供が口に入れても大丈夫な土ですか?」というような問い合わせが増えているという。同社によると、当然、野菜は土の栄養を吸収して成長するため、土の段階で安全性が保障できなければ、育つ野菜も危険ということになる。そこで、栃木県鹿沼市の黒土を使ったフレンチを創作することを思いついたという。土のフルコースのメニューは、「じゃがいもの澱粉(でんぷん)と土のスープ」、「サラダ 土のドレッシング」、「海のミネラルと陸のミネラルハマグリと土の上澄みのジュレ」、「土のリゾット ハタのソテー ごぼうのソース」、「土のアイスクリーム」、「土のグラタン」、「土のミントティー」の7品。特に気になるのが真っ黒の「じゃがいもの澱粉と土のスープ」。土が入っていることがすぐに分かり、上に黒トリュフが乗っている。フルコースの価格は6500-1万円。1週間前までに予約が必要だ。
予約が必要なのは、材料が何といっても「土」であるため、何度も裏ごしして砂を取り除いたり、料理用の「さらし」(きめの細かい布)で一晩濾して、土中の不純物を取り除いたりと、特殊な加工処理が必要だからだ。同レストランによると、土は豊かな栄養を植物に提供しているため、人が食べても栄養を吸収できるという。また、土自体は無味無臭で、さまざまな料理と合わせ、素材そのものの味をじっくりと楽しむことができる。
実際には人類が土壌を摂食する文化は世界各地に分布している。日本でも、妊娠した女性が土壁をかじったり、地面の土を食べたりした事例が古くから知られ、現在は、亜鉛や鉄分が不足して味覚異常になった際に発症しやすい行動であることが科学的に明らかになっている。現在、「土食」はインパクトを求めたり、宣伝のために考案されている場合もある。ちなみにヌキテパの場合、土の質や野菜の安全をアピールするのがねらいだ。(提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤)
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