米中が支援する新型コロナワクチンの開発者は「韓国人」=韓国ネットで大注目

Record China    2020年2月25日(火) 13時0分

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21日、韓国・朝鮮日報は、米中が支援するコロナワクチンの開発者は韓国人だと伝えた。写真は中国。

2020年2月21日、韓国・朝鮮日報は、米中が支援するコロナワクチンの開発者は韓国人だと伝えた。

記事によると、在米韓国人の科学者で米バイオ企業・イノビオのジョセフ・キム(韓国名キム・ジョン)代表は同紙とのインタビューで「中国・武漢発の新型コロナウイルス感染症を防ぐDNAワクチンを既に開発した。動物実験を経て、早ければ6月から米国で臨床試験に入る計画」と述べたという。

記事はキム代表について、「これまで中東呼吸器症候群(MERS)ワクチン、ジカウイルス感染症ワクチン、エボラウイルスワクチンなどを開発しており、新種の伝染病が発生するたびにマイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏とワクチン開発について議論するほど、世界の製薬・バイオ業界で認められた世界的な科学者だ」と説明している。ビル・アンド・メリンダ・ゲーツ財団、ウエルカムトラストなどが加わった国際民間団体「疫病対策イノベーション連合(CEPI)」は新型コロナウイルスワクチンの開発に向け、1月23日にイノビオに900万ドル(約10億円)を支援する契約を結んでいる。

米食品医薬品局(FDA)はイノビオが開発したワクチンについて、迅速承認手続きを適用し、臨床試験を急ぐことを認めたという。キム代表は「中国政府も迅速承認手続きに合意しており、韓国政府とも同様の協議を行っている」と明らかにした上で、「ブラジルで発生したジカウイルス感染症に対するワクチンは臨床試験まで7カ月かかったが、今回は1~2カ月短縮できるとみられる」と予想している。

記事は「年末にもインフルエンザ予防接種のように新型コロナウイルスのワクチン接種が可能となる見通しだ」と伝えている。

これを受け、韓国のネット上には多くのコメントが寄せられている。「誇らしい。早く臨床試験に成功してみんなが安心して暮らせますように」「これはノーベル賞もの」と喜ぶ声や、「開発されても、文大統領は(ワクチンを)中国に真っ先に送りそう」と文政権を非難する声、「年末だって?先はまだ長いな」と懸念を示す声が見られる。

また、「誇らしいけど、移民したのだから米国人。いつまで韓国人扱いするの?そんなにおこぼれにあずかりたい?」「11歳で移民したから完全に米国人だな」との指摘も出ており、「米国だからできたこと。もし韓国に残ってたら整形外科医で終わってたかも。理工系を軽視して研究開発の短期実績を問う国だから」「科学者より公務員が優待される社会に未来はない」「韓国人は米国や海外に出るとすごい成果を残す。なぜ国内では駄目なの?ため息が出る」と嘆く声も目立つ。(翻訳・編集/松村)

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