2013年10月26日、中国紙・北京青年報（電子版）によると、サッカー・AFCチャンピオンズリーグ（ACL）の決勝戦を応援するため、韓国・ソウル入りした中国・広州恒大のサポーターが、その圧倒的購買力で低迷する韓国の観光業界の応援に一役買っている。

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ここ数日、ソウル市内の地下鉄で広州恒大のユニフォームを着た中国人サポーターの姿をよく見かけるようになった。彼らが大挙して押し寄せるのは試合会場だけでなく、市内の大型商業施設もだ。中国人サポーターたちはこれらの施設ですでに商品をごっそり買い込んだため、どの店も笑いが止まらない状況になっている。

なかでも広州恒大チームの「奥様軍団」は、「選手である夫の邪魔をしたくない」との理由で1日中買い物三昧。代表選手5人のそれぞれの夫人たちは、ソウル到着後、ホテルにチェックインするとすぐさま買い物に出かけ、翌日の午前3時過ぎにホテルに戻ってきたという。

一般の中国人サポーターも「奥様軍団」に負けてはいない。中国からの観戦ツアーに同行した添乗員によると、明洞（ミョンドン）最大の免税店では韓国ブランドの化粧品コーナーに中国人客が殺到。レジ待ちに1時間近くかかる状況に。

FCソウルは「広州恒大は金持ち」と認めているが、中国人サポーターの購買力はソウルの人々を驚かせた。韓国観光業界は今、オフシーズンだが、中国人サポーターにとってはオンシーズンなのだ。（翻訳・編集/本郷）