Record China 2020年2月26日(水) 8時20分
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25日、韓国・聯合ニュースによると、韓国政府が、日本で新型コロナウイルス感染の治療に使われているインフルエンザ治療薬「アビガン」の輸入を検討している。写真は渋谷。
2020年2月25日、韓国・聯合ニュースによると、韓国政府が、日本で新型コロナウイルス感染の治療に使われているインフルエンザ治療薬「アビガン」の輸入を検討している。
記事によると、韓国の食品医薬品安全処は同日の定例会見で「アビガンは韓国内では許可されていない医薬品だが、輸入特例を適用して導入する案を検討している」と明らかにした。
韓国政府はこのほど新型コロナウイルス感染者の治療を行ってきた医者を中心にタスクフォースを立ち上げ、最適な治療法を模索していた。
アビガンは冨山薬品工業が開発したインフルエンザ治療薬。日本政府が既存のインフルエンザ治療薬の効かない新型インフルエンザが流行していると判断した場合のみ使用するという条件で14年に承認された。ただ、胎児に副作用を及ぼす恐れがあるため妊婦には使用できない。
食品医薬品安全処は「韓国でも新型コロナウイルス関連の新薬が開発されている」とし、「現在は主にマラリア治療薬とエイズ治療薬が使用されている」と説明したという。
しかし、このニュースに韓国のネットユーザーからは「ノーノージャパン(日本製品不買運動)中だよね?」「え、必要なときだけ日本に頼るの?」「日本産は買いも使いもしないはずでは?」「日本に勝とうと言ったのは政府。薬も国産化されるまで待たないと!」など日本から輸入することに反対する声が多数上がっている。
一方で、「効果があるなら使わないと。日本産との理由で拒否するのはおかしい」「今はプライドより治療が優先。日本がくれるならありがたくもらおうよ」と冷静な声も。
また、「なぜ韓国には製薬会社があふれているのに治療薬を作れないのだろう」「結局、日韓はお互いに頼り合っていくしかない。それなのに日本を敵と考える韓国政府の外交方針は無能としか言いようがないよ」などと嘆く声や、「初期に中国人観光客の入国を禁止していれば日本に頼るという屈辱を味わうこともなかったのに」と指摘する声も見られた。(翻訳・編集/堂本)
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