「携帯がない!探してくれ!」と大騒ぎの搭乗客、機内に4時間居座る=最後は強制排除に―重慶市

Record China    2013年10月28日(月) 18時45分

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24日、武漢から重慶に向かう航空機の機内で、男性乗客が「携帯電話がない!」と騒ぎだした。重慶の空港に到着しても機内から降りず、4時間も居座り、航空機運航秩序を乱した罪で、5日間の拘留処分となった。

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2013年10月24日、中国・浙江省温州市から湖北省武漢市経由で重慶市に向かう航空機の機内で男性乗客が「携帯電話がない」と騒ぎだし、「見つかるまで機内から降りない」と言い張った。26日付で華龍網が伝えた。

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24日午後2時10分ごろ、経由地の武漢空港で乗客を乗せたPN6236便は、重慶市に向かって飛び立ち、約20分後には無事水平飛行に入った。すると、1列目の通路側に座っていた中年男性が、女性客室乗務員(CA)に「俺の携帯がなくなった。iPhone4sだ。他の乗客が持っているに違いない。調べてくれ」と言いだした。しかし、CAは「お客様の荷物を調べることはできません。警察へ通報することはできます」と断った。

午後3時10分、重慶江北国際空港に到着。乗客約130人が機内から降りようとすると、男性乗客は「俺の携帯はまだ見つかってないぞ!」と叫びながら、これを阻止した。乗務員が説得すると、しぶしぶ座席に腰を下ろし、「携帯が見つかるまで絶対に降りない!」と宣言した。

午後4時10分、1時間たっても男性乗客は動こうとしないため、乗務員が警察に通報。しかし、空港警察の警官の説得にも応じず、事態はこう着状態となった。

午後6時20分、男性乗客が「占拠」している航空機は、同7時20分に離陸して遼寧省瀋陽市に向かわなければならない。次の乗客の搭乗時間も迫っているため、警察はついに強制排除に。男性乗客は最後まで激しく抵抗し、警官の制服が破れるほどだったという。結局、携帯電話は最後まで見つからなかった。男性乗客は四川省出身で、44歳の労働者。航空機運航秩序を乱した罪で、5日間の拘留処分となった。(翻訳・編集/本郷)

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