Record China 2020年2月29日(土) 14時10分
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中国メディアの澎湃新聞は26日、韓国の仁川で働く在韓中国人が、新型コロナウイルス感染患者が急増している韓国の現況を紹介する動画を掲載した。写真はソウル。
中国メディアの澎湃新聞は26日、韓国の仁川で働く在韓中国人が、新型コロナウイルス感染患者が急増している韓国の現況を紹介する動画を掲載した。
中国出身の沈(シェン)さんは、仁川にある自動車部品会社に勤めている。沈さんはその会社で唯一の中国人社員だ。
沈さんはリーダーから食事会に誘われ、「どうしても集まらなければいけませんか?新型コロナウイルスが流行していて危険です」と聞いたところ、「来たくないなら来なくてもいいよ。どうしても来てほしいとは誰も頼んでいない」と返されたという。
25日までで、韓国で新型コロナウイルスの感染が確認されたのは977人で、そのうち仁川で確認されたのは2人だ。韓国政府は新型コロナウイルスに対する警戒レベルを最も高い「深刻」に引き上げており、沈さんは外出の際は必ずマスクを着用するという。
沈さんは、「会社の人事担当者が駐車場や会社の入り口で検温を行っています。そしてマスクを着けるよう注意書きを出したり、土日の間に消毒専門の会社を呼び寄せて消毒を行ったりしています」と説明した。この他に、仁川の百貨店や映画館、ショップなど公共の場所は消毒体制を強化しているという。沈さんによると、多くの店でマスクなどの感染予防製品が品切れになっているが、ネットではまだ買うことができるとのことだ。
沈さんは、韓国の人々の関心は中国での流行から韓国での流行へ移ったと見ている。21日、韓国では突然新型コロナウイルスの感染者数が激増した。今では連日ほとんどのニュースが新型コロナウイルス関連のものだという。
一方で、新型コロナウイルスの流行に対して、現地の人々は落ち着いた様子だという。沈さんは、「マスクは、着ける人は着け、着けない人は着けません。韓国で19人目の感染者は(沈さんが勤める)会社の近くの百貨店にいました。判明後、その百貨店は2、3日閉店して消毒を終えてからまた営業を再開しました」と話した。(翻訳・編集/毛利)
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