サムスンやLG、現代自動車といった大企業は依然として面接者にスーツ着用の「正装」を求めているが、創造的才能を求めるモバイル通信会社や広告会社などは面接時の服装条件を緩和。現代自動車グループ傘下の広告代理店「Innocean World Wide」は2011年から「面接時のスーツ着用」を禁止している。携帯電話事業者の「SKテレコム」は2004年から「ビジネスカジュアル」の服装を許可。最近はハッキリと「服装自由」を打ち出した。
雇用する側の企業は「正装固執型」と「自由奔放型」に分けられる。SKテレコムの人事担当者は「服装自由といっても、スーツ着用者はまだ多い。一方で、白いTシャツの胸の部分に自分の写真を張り付けたり、『絶対就職する』などの文字を書く面接者も増えている」と指摘する。Innocean World Wide社の面接には、ヒップホップスタイルのパンツをはき、首にヘッドフォンをかけた若者や、ネクタイを締めて背中にギターを背負った若者など、あの手この手で面接官の目を引きつけようとする面接者の姿があった。(翻訳・編集/本郷)
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