<天安門車両突入事件>新疆で治安対策を強化=警戒を最高レベルに引き上げる―英メディア

Record China    2013年11月1日(金) 12時26分

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31日、中国の警察当局は、天安門での突入事件で事件に関係したとみられる5人の容疑者を拘束した後も新疆ウイグル自治区での治安維持活動を強化している。写真はウルムチ。

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2013年10月31日、中国の警察当局は、天安門での突入事件で事件に関係したとみられる5人の容疑者を拘束した後も新疆ウイグル自治区での治安維持活動を強化している。BBCが伝えた。

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警察が発表した氏名によれば、現場で死亡した3人および拘束された容疑者5人はいずれもウイグル族であるとみられる。

新疆ウイグル自治区のウルムチとピチャン県の住民は取材に対し「当局によるウイグル族への保安検査が強化されている」と述べた。同自治区の侯漢敏(ホウ・ハンミン)宣伝部副部長は「北京からムスリムに対する保安検査を強化せよとの指示はない」と回答しているが、大型連休時にのみ行われていた保安検査が、現在ではほぼ毎日実施されていることを認めた。

ウルムチ東部の警察によると、事件後に同地域の警戒は最高レベルに引き上げられており、「敏感な宗教家庭」の登録簿に基づいた訪問調査が行われている。

新疆東部の膳善県の住人によると、地域で笛が配られ「ひげ面または顔を覆った不審な人物」を見かけた場合はすぐに通報することになっているという。

中国の公式メディアによると、今回の事件で死亡した実行犯の中には、死者35人が出た6月の警察襲撃事件が起こったピチャン県ルクチュン村の出身者がいるという。

2009年7月にもウルムチでは漢族とウイグル族の大規模な衝突が発生しており、少なくとも200人が死亡した。現地のタクシードライバーは、「ウルムチの安全検査がさらに厳しくなった。ガソリンスタンドや大型スーパーでは、警察が必ずトランクを開けて検査している。街中でもスーパーやショッピングセンターを中心に特殊警察や警備員の配備が増え、南部からやってくる自動車や少数民族に対しては特に厳しい検査が行われている」と語った。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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