中国の指導者は「浮遊視察」がお好き!?合成写真は中身のない視察を反映―中国

Record China    2013年11月2日(土) 16時3分

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1日、先月末中国・安徽省寧国市の民政局の公式サイト上に、同市の指導者らが老人を見舞う合成写真が掲載され、物議を醸した。中国では過去にも同じようなことが発生しており、中国の大手ポータルサイト・新浪は特集を組み過去の事例を紹介した。

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2013年11月1日、先月末中国・安徽省寧国市の民政局の公式サイト上に、同市の指導者らが老人を見舞う合成写真が掲載され、物議を醸した。同市の広報担当者は、見舞いに行ったことは間違いなく、当時撮影した写真の角度が悪かったため、2枚の写真を合成したと認めた。批判を集めた同騒動だが、中国では過去にも同じようなことが発生しており、中国の大手ポータルサイト・新浪は特集を組み過去の事例を紹介した。合成写真の多くはまるで宙に浮いているように見えるため、新浪は「指導者らは浮遊視察がお好き」と題している。

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2011年6月16日、四川省涼山イ族自治州会理県の政府公式サイトで、同県の指導者3人の視察を写した写真で、3人が宙に浮いていると批判があり、同県政府は写真の合成を認め謝罪した。このほか、2009年7月27日には河南省洛陽市嵩県で、2011年6月23日には山西省晋中市寿陽県、さらに2012年5月8日には浙江省杭州市余杭区で合成写真が掲載され、これらの現地政府は事実を認めたのち謝罪している。

近年、「浮遊視察」がたびたび報じられており、県長の「浮遊」見舞い、市長の「浮遊」視察などお粗末なものが多い。写真の合成以外に、指導者らの視察を伝えるニュースでは、重点は指導者に置かれ、視察や見舞いの対象はクローズアップされない。「浮遊視察」という名称は単に写真で浮いているように見えるからだけではない。指導者らの空虚で不誠実な態度をも表している。(翻訳・編集/内山)

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