2013年11月1日、北京青年報によると、米ABCが放送したトーク番組に対する米華人の激しい抗議を受け、司会のジミー・キンメル氏が中国式の謝罪を行った。

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今月16日、米ABCが放送したトーク番組で、司会のジミー・キンメル氏の「米国は中国から1兆3000億ドルもの借金をしている。このお金をどうやって返せばいいだろう」という質問に、6歳の男の子は「中国人を皆殺しにすれば、お金は返さなくていい」と発言し、華人から番組を放送したABCに抗議が殺到。その矛先は司会を務めたジミー・キンメル氏にも向けられ、謝罪を要求されていた。

先月28日にはジミー・キンメル氏が番組内で謝罪したが、これを不服として同月30日に番組収録スタジオの前に100人近い人が集まり抗議を行った。抗議を受け、同氏は姿を見せ、手を合わせて頭を下げた。

同氏は取材に対し、番組の審査を行っていたと明かし、今回の騒動の責任を取るべきだと主張したが、これが原因でABCを退職することはないという。さらに、問題となったコーナーは永久的に廃止。番組制作における審査工程を見直し、同様の事件再発を防止すると語った。

このほか、中国人に偏見を持っていると指摘されている件については、「私には中国人の甥と姪がいる。偏見を持っていると伝えられたことは非常に遺憾だ」と話し、身に着けていた「平」の漢字がプリントされたシャツについては、「平には平和の意味があるとスタッフが用意してくれた」と明かした。（翻訳・編集/内山）