中国国営新華社通信は3日、新型コロナウイルスの感染者について、「韓国4000人超、イタリア2000人超、多くの国で急増、中国以外の少なくとも64カ国で確認」と報じた。

記事はまず、世界保健機関（WHO）の最新のリポートによると、中央ヨーロッパ時間の2日午前10時（北京時間午後5時）現在、中国以外の64カ国の感染者数は計8774人、死者数は計128人だと伝えた。

そして、WHOのテドロス事務局長が現地時間2日の会見で、中国では新規感染者の減少が続いている一方で、過去24時間に報告された新規感染者数は中国外が中国の約9倍に上っているとし、韓国、イタリア、イラン、日本の4カ国が「最大の懸念だ」との認識を示したことを取り上げた。

記事は、韓国について、「同国の衛生当局によると、2日午後4時（現地時間）時点で、感染者数は計4335人になり、死者数は計26人になった」と紹介した。

日本については、「2日午後9時（現地時間）時点で、感染者数は計980人になった。内訳は、日本で感染した人や中国からの旅行者などが260人、クルーズ船の乗客乗員が706人、チャーター機で帰国した人が14人。このうち死亡したのは、国内で感染した人が6人、クルーズ船の乗船者が6人で、計12人となっている」と伝えた。

イタリアについては、「2日午後6時（現地時間）時点で、感染者数は計2036人となり、死者数は過去24時間の間に18人増えて52人になった。一方、回復した人の数は過去24時間の間に66人増えて149人になった」と紹介した。

イランについては、「2日に新たに523人の感染が確認され、死者は前日比12人増えた。2日正午（現地時間）時点の感染者数は計1501人、死者数は計66人だ」と伝えた。（翻訳・編集/柳川）