Record China 2020年3月7日(土) 15時20分
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3日、韓国メディア・韓国日報は、新型コロナウイルスの感染対策として、日本と韓国のスターバックスが「違う措置を取っている」と報じた。写真はスターバックスの飲料。
2020年3月3日、韓国メディア・韓国日報は、新型コロナウイルスの感染対策として、日本と韓国のスターバックスが「違う措置を取っている」と報じた。
記事によると、新型コロナウイルスの主な感染経路が飛沫(ひまつ)であることが分かり、コーヒー店のマグカップを利用する顧客らの懸念が高まったことを受け、韓国では環境部が先月24日から使い捨て用品などの使用を一時的に許可。全国の地方自治団体もそれぞれの判断により使い捨て用品の使用を許可しているという。これを受け、スターバックスコーヒーは顧客の要請がある場合に店内で使い捨てカップを提供している。試飲イベントなどは中止になっているが、タンブラーの利用やコンディメントバーなど店内でのサービスは依然可能だという。
一方、日本のスターバックスコーヒーは今月2日、新型コロナウイルスの拡散を防ぐため店内でのマグカップの利用を中断して紙コップやプラスチックカップなど使い捨てカップを使用し、タンブラーの利用とサービスとコンディメントバーのサービスも中断することを発表した。
日韓のスターバックスのタンブラー利用の対応方針の違いについて、記事では「使い捨て用品やタンブラー使用率の違い」を挙げている。日本では店内での使い捨てカップの使用が活発だが、韓国では環境部が18年5月にリサイクル廃棄物管理総合対策を立てるなど、店内における使い捨てカップの自粛やタンブラーを利用する文化が広まっているという。あるコーヒー店関係者も「韓国は日本と違い、店内での使い捨て用品の利用が減り、割引特典のあるタンブラー利用客が多い」「店内で使い捨て用品を提供してタンブラーサービスを中断した場合、顧客の不満も考慮せざるを得ない」と説明したという。
これを受け、韓国のネット上では「タンブラーが問題なら、飲食店の箸や器も使い捨てに変えるべき」「もし紙カップ工場の職員が感染してたらどうなる?」「大体同じ空間にいたら感染しやすい。カップの違いで感染の有無があると考えること自体無理がある」「マスクもせずに密閉空間でおしゃべりする方がよっぽど危ない」などと指摘する声が上がっている。
また、「もっとタンブラーの使用を推奨すべき。こんな対策をしたら、また使い捨てカップを使う人が増えて元通りになってしまう」と憂慮する声も上がっている。(翻訳・編集/松村)
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2020/3/3
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