2013年11月2日、中国国内で高額な美容整形手術を行っている韓国人医師のなかには、技術力や法的資格に問題のある医師が少なくないという。中国紙・新京報（電子版）が伝えた。

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「韓国トップクラスの医師が執刀します」。こんなうたい文句で患者を集め、高額な費用を請求し、難易度の高い危険な手術を行う韓国人医師が中国で増えている。「トップクラス」と宣伝する韓国人医師の技術レベルはほとんどが「ごく普通」で、なかには二流三流レベルの医師もいるというのが、業界で公然の秘密となっている。

こうした韓国人医師が執刀する手術の費用は、中国人医師の執刀よりも高額だ。最低でも3割、5〜6割増しもざら。実際に韓国へ行って整形手術を受けた方が安上がりになる場合も。

「韓国美容整形の父」と称する医師を抱えている北京市内の民間医院は、同医師が中国の医師免許を取得していると主張しているが、北京衛生局の免許登録者名簿サイトには彼の名前はなかった。外国人医師が中国国内で医師として活動する場合は、中国での医師免許を取得し、これを登録しなければならない。12年8月から13年7月までに北京市衛生局に登録された韓国人医師は10人、そのうち整形外科の専門医は5人しかいなかった。ネット上で検索すると、美容整形手術を行う韓国人医師は北京市内に40人存在するが、そのうち実際に医師免許を登録している医師は1人のみだった。

韓国や中国の女性に人気の、骨を削って尖ったアゴにする「V字顔」手術について、同紙が取材したほとんどの美容外科医院が「可能」と答えている。しかし、この手術は中国衛生部の指定する難易度4級レベルの危険な手術であり、「三級甲等医院（病床数501床以上）」にランクされる大病院以外での手術は禁じられている。

中国にいる韓国人整形外科医のすべてが高度の技術を有しているとはいえず、韓国で受ける整形手術がすべて安全なわけでもない。在韓中国大使館は、美容整形手術の失敗で訴訟に発展するケースもあるとして、安易に韓国での美容整形を考える中国人に注意を促している。（翻訳・編集/本郷）