Record China 2020年3月9日(月) 15時30分
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9日、環球時報は、新型コロナウイルスの感染が拡大するイランで、中国に感謝をする声が出ているとする記事を掲載した。写真はテヘラン。
2020年3月9日、環球時報は、新型コロナウイルスの感染が拡大するイランで、中国に感謝をする声が出ているとする記事を掲載した。
記事は、イランでは今月21日に新年を迎えるが、現在、新型ウイルスの感染がなおも拡大している状況だと紹介。中国での感染が急増し始めたころから、イランのネット上では「中国人はコウモリを食べるからだ」という情報が流れ、イラン国内でも感染者が出ると中国人や現地の中国レストランを「名指し攻撃」するようになったと伝えた。
その一方で、「一部の人が拡散している事実無根な話に恥ずかしさを覚える。1人のイラン人として謝罪する」「中国を攻撃する輩に構ってはいけない。彼らの病気は新型ウイルスよりも恐ろしい」など、中国人をかばう言論も見られたとしている。
また、中国の医療専門家チームがイランに赴くこと、中国の防疫マニュアルのペルシャ語版ができること、中国から大量の支援が届くことなど、中国の官民から援助の手が差し伸べられていることについて、イランのSNSでは「中国人がわれわれのことをこんなに好きだとは知らなかった」「素養の高い中国のみなさん、ありがとう」「一緒に頑張ろう」といったメッセージが大量に書き込まれていると紹介した。
記事は、「現在イランでは一部観光地で現地住民が外部からの立ち入りを禁止したり、ネット上で新年休暇中、飲食店などは休むようにとの呼び掛けが行われている一方で、多くのイラン人が生活のために自宅での隔離をしないでいる」と伝えている。(翻訳・編集/川尻)
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