2020年3月5日、中国紙・環球時報は、新型コロナウイルスの影響で日本では墓石が不足していると伝えた。

記事は、「新型コロナウイルスの影響で中国の工場が操業を停止したため、日本で墓石不足が発生した」と紹介。日本では、墓石に使用する石材の多くが中国からの輸入に依存しており、「在庫切れによって日本人は墓石を待つ列に並ぶ事態になった」と伝えた。

中国の業界関係者によると、「加工工場の多くが福建省に集中しており、これまでは毎週日本へ発送していたが、この2カ月間は発送できていない状況」だという。新型コロナウイルスの影響で従業員が工場に戻って来られないためだが、「現在は状況が好転してきており、生産も徐々に回復している」そうだ。

このニュースに対し、中国のネットユーザーから「中国は墓石まで輸出しているのか。各国の中国に対する依存は半端ではないな」「中国なしでは地球は回らない」「これで中国の強大さがよく分かっただろう」などのコメントが寄せられた。

また、「日本はもう少しエコになって墓石を使わないことを提案する。重くて場所を取るだけだから」との意見や、「確かにこの期間中は中国でも少なからぬ人が亡くなったからな」という声も上がった。（翻訳・編集/山中）