Record China 2013年11月6日(水) 7時10分
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1日、史上最悪とも言われる大気汚染に見舞われている北京市民の間で、自分の身は自分で守ろうとする努力が広まっている。写真は北京。
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2013年11月1日、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(電子版)によると、史上最悪とも言われる大気汚染に見舞われている北京市民の間で、自分の身は自分で守ろうとする努力が広まっている。4日付で参考消息網が伝えた。
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北京市の道路清掃員・楊少杰(ヤン・シャオジエ)さんは、胸の痛みが最近一段とひどくなってきたと話し、息苦しさを紛らわそうと、たびたび胸を力いっぱいこぶしでたたく。楊さんの仕事は朝陽区の路上を2.3kmにわたって清掃すること。1週間に6日、1日10時間働くという。市政府から給料のほかに、大気汚染の手当を毎月15元(約240円)受け取っているが、高濃度の微粒子が重篤な心臓病を引き起こすリスクは、誰からも知らされなかった。
本来なら青空と新鮮な空気を味わえる10月だが、今年は多くの日がスモッグに覆われ、北京市民の不安も増大した。そのような中で1970年代のロサンゼルス市民や19世紀のロンドン市民のように、自分の身は自分で守ろうという努力が広まっている。
通信エンジニアとして働く31歳の女性は、「条件の良い仕事がある場所には、必ずスモッグが発生している」と話す。妊娠中の彼女は、毎朝外出前にスマートフォンで北京の米国大使館発表のPM2.5(微小粒子状物質)情報を確認し、通勤時に外を歩く時間や交通手段を決めるという。
自宅には空気清浄器を設置し、外出時には中国製より高価な米国製のマスクを着用する。妊娠してから、有毒スモッグが人体に与える影響についてとても敏感になったという。「仕事から帰宅したら、顔や鼻、口を洗い、窓は絶対に開けない。医者には毎日少なくとも1時間は歩いた方が良いと言われているけど、できるだけ外出は控えている」と語っている。(翻訳・編集/本郷)
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