鍾南山氏のチームなどがスマート化咽頭拭いロボットシステムを開発

人民網日本語版    2020年3月12日(木) 0時20分

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鍾南山院士のチームと瀋陽自動化研究所が共同発起した新型スマート化咽頭拭いロボットシステムの研究開発が完了した。

鍾南山(ジョン・ナンシャン)院士のチームによると、同チームと瀋陽自動化研究所が共同発起した新型スマート化咽頭拭いロボットシステムの研究開発が完了した。また、第1期臨床試験において、被験者の効果的かつ均一的な検体採取を実現し、段階的な進展を実現した。チームは8日、陽性が確定された患者の初となるロボット咽頭拭い試験を行った。中国青年報が伝えた。

同ロボットシステムは2月28日、広州医科大学付属第一病院で被験者の検査を開始した。現在まで第1期・20人の被験者の臨床試験を展開しており、80件の検体を採取した。細胞学の検査結果によると、ロボット咽頭拭いの質が高く、1回の成功率は95%以上。医療従事者の平均操作を下回る力で効果的かつ均一的な検体採取を実現できる。被験者の咽頭に腫れや出血などの有害反応は生じなかった。

新型コロナウイルス肺炎診療案(試行第7版)」によると、飛沫及び濃厚接触が主な感染ルートとなっている。PCR検査で陽性反応が2回出た場合、新型肺炎の感染が確定するのに対し、患者の回復・退院には3回の陰性反応が必要で、その間にも定例の生物検体検査を数回にわたり行わなければならない。

PCR検査は現在、新型肺炎の主な検査手段で、咽頭拭いは最も主流の検体採取方法だ。

鐘氏のチームの関係責任者は「同研究は人体組織に直接接触する操作型ロボットに焦点を絞ったもので、医療従事者の感染を回避し、生物検体の採取の規範性を高め、検体の質を保証できる」と述べた。

新型スマート化咽頭拭いロボットシステムは、ヘビ型のロボットアーム、双眼内視鏡、ワイヤレス通信設備、マンマシンインタフェースからなる。ヘビ型ロボットアームは柔軟かつ正確な作業能力を持ち、そして人の咽頭との接触力を感知できる。双眼内視鏡は高画質3D解剖シーンを提供する。WIA-FA産業用ワイヤレスネットワークは制御指示のリアルタイムで信頼性の高い伝送を保証する。マンマシンインタフェースは操作の没入感を提供する。ロボットは遠隔マンマシン協力により、ソフトかつスピーディーに咽頭拭いを行える。(提供/人民網日本語版・編集/YF)

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