2013年11月8日、竹中直人主演の映画「ケンとメリー 雨あがりの夜空に」に、中国のモデルで俳優のフー・ビン（胡兵）が出演し、イメージを覆すような怪しい運転手役を好演している。北京青年報が伝えた。

中国が生んだ国際派モデルの先駆けとして知られるフー・ビン。日本で9日から公開の映画「ケンとメリー 雨あがりの夜空に」では中国人のトラック運転手役で出演し、主演の竹中直人とドタバタ騒動を繰り広げている。

「バトル・ロワイアル」シリーズの深作健太監督の最新作で、プロデューサーは「おくりびと」や「十三人の刺客」などを手がけた中沢敏明氏。竹中直人が娘の結婚をやめさせるためマレーシアに乗り込んでくる中年サラリーマンの「ケン」を、そこで出会った謎の中国人トラック運転手「メリー」をフー・ビンが演じる。笑いあり涙ありの8時間の珍道中を描くロードムービーだ。

早くから日本進出し、ドラマ「OLにっぽん」や「遥かなる絆」などに出演してきたが、映画出演はこれが初めて。スーパーモデル出身という背景と端正なルックスで、白馬の王子様的な印象を持たれるが、今回の怪しい運転手役はこれまでのイメージを大きく覆すもの。フー・ビンによると、この映画では中国語と日本語、さらに英語とマレー語のせりふもあり、特にマレー語は覚えるのに四苦八苦したという。（翻訳・編集/Mathilda）