新型肺炎、欧米の映画業界に大きなダメージ

CRI online    2020年3月16日(月) 14時40分

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世界保健機関(WHO)が「新型肺炎はパンデミックと見なせる」と表明して以来、欧米の映画業界は大きなダメージを受けています。 米国では先週、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、トランプ大統領は国家非常事態を宣言しました。その後、ハリウッドの大手スタジオは相次いで大作映画の公開を...

世界保健機関(WHO)が「新型肺炎はパンデミックと見なせる」と表明して以来、欧米の映画業界は大きなダメージを受けています。

 米国では先週、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、トランプ大統領は国家非常事態を宣言しました。その後、ハリウッドの大手スタジオは相次いで大作映画の公開を見送ることを明らかにし、そのうち、ウォルト・ディズニー・カンパニーは2億ドルかけて作られた実写映画版「ムーラン」の公開を無期延期することを発表しました。また、ユニバーサル・ピクチャーズが制作中の映画「ジュラシック・ワールド3」やワーナー・ブラザースが制作中の新たなバットマン映画となる「ザ・バットマン」も撮影を中止しました。

 そのほか、先週末から米国のペンシルベニア州やニュージャージー州の一部の映画館は休館することになりました。雑誌「ハリウッド・リポーター」は、「新型肺炎の影響を受け、ハリウッドでは200億ドルの損失が出る」と見込んでいます。

 また、新型肺炎の流行の中心地とされる欧州では英国を除き、フランスやドイツ、スペイン政府が映画館の休館を命じました。先月のベルリン映画祭は順調に行われましたが、5月開催予定のカンヌ映画祭が期日通りに行われるかどうかは懸念されています。(提供/CRI

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