Record China 2020年3月24日(火) 7時10分
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ロシアの大衆紙、コムソモリスカヤ・プラウダは22日、「中国がコロナウイルスとの戦いに勝利するのを助けた七つの秘密」とする記事を配信した。写真は中国・武漢の医療従事者。
中国紙・環球時報によると、ロシアの大衆紙、コムソモリスカヤ・プラウダは22日、「中国がコロナウイルスとの戦いに勝利するのを助けた七つの秘密」とする記事を配信した。
記事はまず、「欧米で新型コロナウイルスの感染者が増加を続けている一方で、流行が最初に発生した中国の状況は対照的だ」とし、中国がこの危機を抑え込んだ「秘密」について、中国問題に詳しいロシアの歴史学者、セルゲイ・ブラノク氏の見解を伝えた。
それによると、一つ目は「感染症と戦うために社会、経済、科学を動員した豊富な経験」で、「1週間で新病院を建設したのは、まさにその経験の応用だ」とした。
二つ目は「科学への投資」で、「中国は1980年代後半から、医療を含むイノベーションに多大な投資を行ってきた。中国の数十の大学や研究センターは今年1月から、新型コロナウイルスのワクチンの開発に取り組んでいる。また感染症の流行の数学的モデルを構築し、それに基づいて正確な予測を行っている」とした。
三つ目は「国民と政府間の信頼」で、「中国では感染症の流行初期に社会が爆発する恐れがあった。しかし人々は、ウイルスの拡散を抑え込むという政府の約束や実際の行動、具体的な日付、そして最終的にその約束が果たされたことを目撃した。このことが人々に、政府の対応は正しく従うべきものだと信じさせた」とした。
四つ目は「世界との協力」で、「中国は一貫して、他の国や世界保健機関(WHO)などの国際機関と協力し、情報や治療方法を共有した。中国が対話を拒否したことは一度もなかった。対照的に西側諸国では、パンデミックが起きた後、有効な対話や協調政策は見られていない」とした。
五つ目は「トップダウン体制」で、「中国には、政府だけでなく、本質的に社会の主要な絆である共産党が存在する。流行のピーク時に、党員は感染予防・抑制措置に積極的に関与し、党の団体が危機管理の中心地となった」とした。
六つ目は「新しいテクノロジー」で、「市民の健康状態を緑、黄、赤の3段階で示すスマホアプリ『健康コード』が感染症との戦いで大きな役割を果たした」とした。
七つ目、そして最も重要なことは「最大限に隔離するという戦略の正しさ」で、「米国のメディアは中国の都市封鎖を民主主義を破壊するものと攻撃したが、今ではパンデミックに見舞われたほとんどの西側諸国が同様の手段に頼っている。中国人は当初から感染症を抑え込むために市民の自由を犠牲にすることを恐れていなかった。そして最終的に彼らは成功した」とした。(翻訳・編集/柳川)
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