Record China 2020年3月23日(月) 10時20分
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新型コロナウイルスの影響で閉鎖されていた映画館が20日、五つの省・自治区で営業を再開したが、広東省と河南省では「興行収入ゼロ元」が報告されている。
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中国では新型コロナウイルスの感染拡大により、1月末から全国の映画館が軒並み閉鎖へと追い込まれ、1年で最も映画界が潤う春節(旧正月)シーズンを直撃した。それから約2カ月を経た20日、河南省、福建省、四川省、広東省、新疆ウイグル自治区の五つの省・自治区で486の映画館が正式に再開した。
映画情報サイト「猫眼電影」が公開したデータによると、486の映画館の20日の興行収入は1万3800元(約21万4700円)だった。最も多かったのは24の映画館で252回の上映が行われた新疆ウイグル自治区の1万1200元(約17万4000円)。しかし、河南省と広東省についてはゼロ元と報告されており、1人の観客も来なかったことになる。
なお、再開後の映画館で上映されているのはいずれも旧作ばかり。記録的ヒットを生んだ「戦狼 ウルフ・オブ・ウォー」や「流転の地球」、「アメリカン・ドリーム・イン・チャイナ」といった国産映画が公開されている。
このデータを伝える報道に対してネットユーザーからは、「こんな時期に誰がわざわざ映画館へ行く?」「映画館再開なんて気が緩みすぎている」「命が惜しいから絶対に行かない」「再開されたことさえ知らなかった」といったコメントが集まっている。(Mathilda)
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