年間1億台のスマホを生産、サムスン最大のインド工場も稼働ストップ

Record China    2020年3月24日(火) 12時50分

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23日、韓国・中央日報によると、サムスン電子が年間生産規模1億台以上というインドのスマートフォン工場を、インド政府の要請を受けて一時閉鎖した。

2020年3月23日、韓国・中央日報によると、韓国のサムスン電子が年間生産規模1億台以上というインドのスマートフォン工場を、インド政府の要請を受けて一時閉鎖した。

記事によると、サムスン電子はインド紙エコノミック・タイムズに23日付(現地時間)で「新型コロナウイルスの拡散を受け従業員と家族を守り政府の指示に従うため、ノイダ工場での生産を一時的に中止する。インド州政府の指針に従う措置だ」と明らかにした。ひとまず工場は25日まで閉鎖し、工場運営、研究開発(R&D)分野の従業員は在宅勤務とする。サムスン電子は現地の政府当局と会い、対応策を話し合う予定。ただ、生活家電を生産しているチェンナイ工場は正常稼働中だという。

ノイダ工場はサムスンのスマートフォン生産基地でも最大規模で、年間生産キャパシティは約1億2000万台。今回の措置で、低価格モデル「ギャラクシーM」をはじめとする現地攻略製品の生産にも支障が生じる見通しだという。現地メディアによると、サムスンだけでなく中国メーカーのOPPO、VIVOもノイダ工場の稼働を停止したという。

サムスン電子はこれに先立ち、慶尚北道(キョンサンプクド)亀尾(クミ)工場で6人の新型コロナ感染が確認されており、今月7日までスマートフォン生産ラインを含む事業場全体を一時停止していた。

また、LG電子もノイダとプネーの生産法人を3月末まで停止することを決めたという。両工場は家電製品を生産しているが、プネー工場はスマートフォンも一部生産している。4月1日の生産再開を計画しているが、今後の状況により変動する可能性があるとしている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「海外のサムスン工場まで?。オーマイゴッド」「一日も早く世界経済が正常化しますように」「この調子では、輸出が頼りの韓国の大企業も、経営が揺らぐのでは…」「今、困っていないのは、きちんと月給がもらえる公務員だけだな」「中国に賠償を求めるべきだと思う。これだけの企業の生産ラインはほんの1分止まっただけで、どれだけの損失があることか」などのコメントが上がっている。(翻訳・編集/麻江)

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