違法薬物所持の疑いで拘束された稲沢市議、懲役15年以上死刑の可能性も―中国

Record China    2013年11月16日(土) 14時2分

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16日、広州白雲国際空港で覚醒剤とみられる違法薬物を所持していたとして中国公安当局に拘束された愛知県稲沢市の桜木琢磨市議について、専門家は懲役15年以上、死刑もあり得るとの見方を示している。写真は中国の麻薬取締官。

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2013年11月16日、環球時報によると、広州白雲国際空港で覚醒剤とみられる違法薬物を所持していたとして中国公安当局に拘束された愛知県稲沢市の桜木琢磨市議(70)について、専門家は懲役15年以上、死刑もあり得るとの見方を示している。なお、本人は覚醒剤の所持を否認しているという。

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中国外交部の洪磊(ホン・レイ)報道官は15日の記者会見で、桜木市議について、広州白雲国際空港で10月31日に覚醒剤とみられる違法薬物所持の疑いで拘束し、現在広東省の拘置所に拘禁されていることを明らかにした。

稲沢市議会によると、桜木市議は今月1日の会議を無断で欠席し、連絡が取れなくなっていた。5日午後、桜木市議の娘が市議会に対し「父は中国へ行ってトラブルに巻き込まれ、広州の拘置所に拘禁されているようだ」との連絡があった。その後、14日に外務省から「中国の空港で日本国籍の男性が違法薬物所持の疑いで逮捕された」との連絡が入ったという。

日本メディアによると、桜木市議は95年に初当選後、5回の当選を果たしているベテラン議員で、これまでに市議会の文教経済委員長や総務委員長を歴任し、中国や韓国との歴史・教育・外交についても議会に対してたびたび問題提起をしてきた。また、81年に貿易会社を設立し、産業機械や部品などの輸出入業務や翻訳業務にも携わっていたという。

浙江大学の刑法学の専門家は「3000グラムの違法薬物所持は犯罪で、中国国内で発生した以上、中国の法律が適用される。刑期の面から見れば、懲役15年以上、死刑もあり得るが、死刑判決を受けるかどうかは事実や各種の要素に基づいて考慮される」と話している。

なお、日本メディアは、中国での違法薬物所持による死刑は外国人でも例外はなく、10年には日本人4人が麻薬密輸の罪で死刑の執行を受けたと報じている。(翻訳・編集/HA)

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