円明園の遺跡から分かる、「なぜ中国人が西洋人をこれほど警戒するのか」―米メディア

Record China    2013年11月19日(火) 7時34分

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13日、米メディアは清代に築かれた離宮の遺構「円明園」を例に、中国人が西洋人を警戒する理由を解説した。写真は円明園。

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2013年11月13日、米メディアPBS(公共放送サービス)は「北京の廃墟が、なぜ中国人が西洋人をこれほど警戒するのかを理解する助けになる」と題した記事を掲載し、清代に築かれた離宮の遺構「円明園」を例に、中国人が西洋人を警戒する理由を解説した。16日付で環球時報が伝えた。

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アロー戦争(第二次アヘン戦争、1856〜1860年)の際、北京まで攻め入った英仏軍は、捕虜の一部を殺害された腹いせと中国人への見せしめのため、円明園を破壊した。その後、円明園は荒れたまま放置されたが、1984年に遺跡公園建設が始まり一部が修復・整備され、88年に国の重点保護文化財に指定された。

現在の円明園は非常に壮麗で、入場料さえ払えば誰でもその美しい公園に入場が可能で、清朝末代の皇帝が歩いた小道を散歩できる。さらに、追加でチケットを購入すれば、英仏軍が破壊した遺跡も見ることができる。

円明園について、オービル・シェルとジョン・デラリーの共著「富と権力:21世紀までの中国の長征」では、「円明園の遺跡は政府が保護してきたもので、西側諸国によって破壊され、焼き払われた姿は西側がかつて中国人にもたらした苦しみを示しており、まるで被害の状況を展示している屋外博物館のようだ」と紹介している。

円明園の遺跡を散歩していた中国人女性は、「毎回ここを訪れる度に、外国人が過去に中国に対して行ったことが嫌でも思い出され、心が苦しくなる。こうした感覚は中国共産党が長期にわたって中国国民に植えつけてきたもの。1950年代以降、西側及び日本の帝国主義による中国に対する侵略を終了させた共産党に誇りを感じる」と話している。(翻訳・編集/HA)

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