Record China 2020年3月26日(木) 11時30分
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友好都市提携を結ぶ中国の街に「寄贈したマスクを返してほしい」と要請した愛知県豊川市の市長への評価が、日本と中国のネット上で割れている。
新型コロナウイルスの日本での流行を受け、豊川市の竹本幸夫市長は今月24日、「4500枚マスクを送ったんですね。もし在庫があれば返してくれないかという交渉をしている最中です」と語った。同市は2月4日に江蘇省無錫市新呉区にマスクや防護服などの支援物資を送っていた。
要請を受けた同区はすぐにマスク5万枚を調達、同市宛てに発送した。日本のネット上では中国側の迅速な対応や、約10倍に当たる枚数のマスクを贈り返したことが美談として評価される一方、竹本市長に対しては、「友好都市に送ったものを返せとは情けない」「日本人として恥ずかしい」「寄付したものを返してなんて、よく言えたな」「送った相手に返してと頼むより、国や県に相談すべき」といった厳しい批判の声が相次いだ。
一方、中国のネットユーザーのとらえ方は異なるようだ。中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で日本の情報を伝えるブロガーが25日、日本で竹本市長への批判の声が高まっていることを伝えると、「たたくことじゃない。なかなかできることじゃない」「市長がメンツを捨てたのも、全ては市民のためじゃないのか」「これは意外だった。友好都市なんだし、互いに助けを求め合うのは当然じゃないか」「この考え、私には理解できない」「本当に考え方が違う。命が懸かっている時に恥ずかしいも何もない」などの声が多数を占めた。
背景には、中国では人間関係において親しい間柄では遠慮がないこと、新型コロナウイルス対策で「マスクがないと命に関わる」と認識している人が多いことなどがありそうだ。(翻訳・編集/北田)
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