CRI online 2020年3月26日(木) 15時10分
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これまでの数日間、新型コロナウイルスをめぐり中米間で続いていた非難の応酬に、突然転機が表れました。月曜日、ペンス副大統領は、過去の感染症対応に比べれば、中国は今回、新型コロナウイルスの抑制に向けた努力は「よりオープンかつ透明である」という見解を示しました。同じ日、トランプ米大統...
これまでの数日間、新型コロナウイルスをめぐり中米間で続いていた非難の応酬に、突然転機が表れました。月曜日、ペンス副大統領は、過去の感染症対応に比べれば、中国は今回、新型コロナウイルスの抑制に向けた努力は「よりオープンかつ透明である」という見解を示しました。同じ日、トランプ米大統領はツイッターで発信した際、感染爆発に関しては、「ウィルス」という言葉のみを使っていました。また、火曜日にVOXニュースのインタビューでは、「これ以上固執しない」と表明しました。
ただし、トランプ米大統領が「中国ウィルス」という呼称を使い始めた後、米国内では中国系住民が街頭で嫌がらせといじめを受けた報道が頻繁に見られました。
一方、大統領選挙が予定されている今年、トランプ大統領が直面する政治的圧力が日増しに高まっています。VOXニュースネットによりますと、米大統領選の有権者の中には、アジア系住民の割合が速やかに上昇しており、とりわけ、両党支持率が拮抗する激戦州では大変重要な力となっています。
情報筋によりますと、米国はいま、中国からマスクと防護物資の輸入ルートを模索している最中です。こうした危難な時に、中国と良好な関係を維持することが極めて重要です。これに先立ち、中国は必要のあるところに支援を提供すると表明しています。これができるには、両国関係の安定化が大事です。言うまでもなく、新型コロナウイルス感染症を「中国ウィルス」と呼ぶ行動では、関係の安定維持には何の役にも立ちません。トランプ大統領のこのような姿勢の変化は、中米がより成果に富んだ両国関係の構築に役立つと見られています。ただ、こうした変化がどのぐらい続くものなのか、世界中がいま注視しています。(提供/CRI)
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2020/3/26
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