ソウル高層マンションにヘリ衝突、安全管理体制に不備―韓国メディア

Record China    2013年11月18日(月) 18時24分

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16日、韓国ソウル市江南区三成洞で、マンション「アイパーク」(38階建て)に小型ヘリコプターが衝突し、墜落した。ヘリコプターの安全管理体制の不備が指摘されている。写真はソウル。

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2013年11月16日、韓国ソウル市江南区三成洞で午前8時55分ごろ、マンション「アイパーク」(38階建て)に小型ヘリコプターが衝突し、墜落した。韓国紙・朝鮮日報中国語サイトが18日付で伝えた。

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墜落したのはLG電子所属の民間ヘリ。搭乗していた2人全員が死亡した。ソウル市中心部で高層ビルにヘリコプターが衝突したのは今回の事故が初めて。航空専門家は「もし正面衝突していたら、火災などの重大事故につながっただろう」とした上で、「事故の再発防止に向け、ヘリコプターの管理・監督を強化すべきだ」と指摘した。

ソウル市内には、汝矣島(ヨイド)のIFCモールや高層マンションのサムスンタワーパレスなど50階建て以上の高層ビルが16カ所、30階建て以上は322カ所ある。さらに地上123階建ての第2ロッテワールドタワーなど建築中の高層ビルも5カ所ある。韓国全国でみると、31階建て以上の高層ビルは2007年の330カ所から2012年の1020カ所とわずか5年で3倍に急増している。韓国国土交通部によると、国内の民間ヘリコプター登録数は2008年の156機から現在183機までに増えている。うち、17機が今回事故を起こしたものと同様の個人所有ヘリだ。

韓国では航空機と比べてヘリコプターの安全管理体制が不十分だ。国土交通部関係者は「ヘリコプターが管制塔に特別視界飛行(計器盤なしで目で直接見てする飛行)を要請すれば、気象と関係なく離陸することができる」と話す。建設交通部航空安全本部の前本部長も「操縦士の経験が頼りだ。建物に設置された航空障害灯も濃霧では見えないことがよくある」と話している。航空専門家は「ソウル市中心部では今後も同種の事故が起きるだろう」と指摘する。

ヘリコプターによる事故は2008年に1件、09年2件、10年2件、11年5件、12年2件、13年はこれまでに3件起きている。08年以降の15件で死者17人、重軽傷23人。(翻訳・編集/NY)

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