韓国・脱北者団体、北朝鮮向けビラ配布継続表明=ネットは痛烈批判「国民を不安に陥れる」

Record China    2020年6月27日(土) 13時20分

拡大

26日、韓国・聯合ニュースなどによると、韓国の警察は同日、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長を批判するビラの散布活動を行ってきた脱北者団体の事務所などを家宅捜索した。 写真は北朝鮮。

2020年6月26日、韓国・聯合ニュースなどによると、韓国の警察当局は同日、北朝鮮金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長を批判するビラの散布活動を行ってきた、脱北者団体「自由北韓運動連合」の事務所などを家宅捜索した。

同団体は先月31日、金委員長らを批判するビラを散布。反発した北朝鮮が今月16日、南北連絡事務所を爆破し、南北の緊張が一気に高まった。これを受け、韓国政府はビラ散布を取り締まる方針を示し、同団体は南北交流協力法違反などの疑いで政府から告発されていた。

ソウル地方警察庁の保安捜査隊は26日、午前10時から約7時間かけて同団体の事務所などを捜索した。今後、団体の朴相学(パク・サンハク)代表など関係者から話を聞き、捜査を進める方針という。

朴代表はこの日、報道陣の取材に応じ、「政府が金正恩、金与正(キム・ヨジョン、朝鮮労働党第1副部長)に服従し、物乞いしておきながら国民の表現の自由は抹殺するのか」と警察の強制捜査を批判。「金正恩の暴政が続く限り(対北ビラの配布を)継続する」と述べた。

このニュースに、韓国のネットユーザーからは、「北朝鮮問題は政府に任せるべきで、あなたたちがするべきことではない」「なぜ韓国の国民を不安に陥れる?」「北朝鮮が韓国を挑発するきっかけを与えているようなもの」「そんなに北朝鮮の人民が心配ならば、北朝鮮に行ってやってほしい」などと、団体によるビラ散布に批判のコメントが多く寄せられている。

一方、「朴代表を応援する」「いつかこの苦労が報われる日が来ると思う」との声もあった。(翻訳・編集/関)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携