Record China 2020年3月30日(月) 18時40分
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30日、中国中央テレビ系ニュースサイトの央視網は、新型コロナウイルス感染者が爆発的に増加する可能性のある日本では、どんな対策が取られているかについて紹介した。
2020年3月30日、中国中央テレビ系ニュースサイトの央視網は、新型コロナウイルス感染者が爆発的に増加する可能性のある日本では、どんな対策が取られているかについて紹介した。
記事は、安倍晋三首相が28日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染者数が2週間で30倍以上に増える可能性があるとの認識を示したと紹介。「日本での感染状況は深刻さを増しているが、日本の医療機関はまだ十分な準備ができてはいないと言わざるを得ない」とした。
その上で、「感染者数が最も多い東京では、感染症指定医療機関が準備している伝染病専用の病床はわずか140床で、26日の時点で入院が必要な患者数は223人に達しており、ベッド数が足りていない」と指摘。「東京都は、段階的に4000床にまで増やす計画としているが、短期間で実現できるかどうかは楽観できない」とした。そして、「厚生労働省の試算によると、爆発的な感染者の増加が発生すると、東京では毎日2万500人が入院し、このうち700人は重症患者になるとみられているため、仮に4000床を準備できても全く足りない」と伝えた。
病院のベッド数不足の原因について、記事は「感染者数が増加し続けていることのほかに、感染者をすべて受け入れるという方法も関係している」と指摘。日本メディアの報道を基に、「日本政府は新型コロナウイルス検査で陽性となった人は症状の軽重に関わらず全員を入院させており、東京のような大都市では爆発的な感染拡大が発生する前にベッド資源を使い果たしてしまっている」と論じた。
記事は、「日本は受け入れ能力を高めるために指定病院以外の医療機関もベッドを提供してもらいたいとしているが、多くの病院では感染者の爆発的な増加に対する準備がまだできていない」と紹介。「すでにいくつかの病院では院内感染の疑いがあり、感染拡大が続くと日本の医療資源は崩壊してしまうのではないかと心配する声もある」と伝えた。(翻訳・編集/山中)
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