Record China 2013年11月21日(木) 11時7分
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19日、スペインの全国管区裁判所はチベット族の虐殺に関与した容疑で中国の江沢民元国家主席、李鵬元首相など5人に逮捕状を出した。中国は強い不満を示している。写真はチベットのツルプ寺。
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2013年11月19日、スペインの全国管区裁判所はチベット族の虐殺に関与した容疑で中国の江沢民(ジアン・ザーミン)元国家主席、李鵬(リー・ポン)元首相など5人に逮捕状を出した。また、胡錦濤(フー・ジンタオ)前国家主席に対しても同様の訴えが提出されており、裁判所はすでに受理しているという。20日付で米国営ラジオ局ボイス・オブ・アメリカの中国語版ウェブサイトが伝えた。
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中国外交部の洪磊(ホン・レイ)報道官は20日の記者会見で、「スペインが中国の厳正な立場を直視し、誤った決定を変更して、深刻な結果を修復することを望む。チベット独立勢力に誤ったメッセージを発信し、中国とスペインの関係を壊すべきではない」と強い不満を示した。
スペインの首都・マドリードに拠点を置く「チベット支持委員会(COMITE DEAPOYO AL TIBET)」の責任者は、「われわれにとって本件の意義は非常に大きい。最も重要なことは、本件がチベットの刑務所に閉じ込められて苦痛を味わった人々や今まさに苦痛を受けている人々にとっての意義がより大きいということだ。今回の件によって中国の指導者たちに伝わったメッセージは、種族の滅亡に関連した事実が司法の公正な追究を受けるということだからだ」と語った。
報道によると、スペインの全国管区裁判所は今年10月、亡命したチベット人からの胡錦濤前中国国家主席に対する類似の訴えを受理した。裁判所は、胡錦濤氏はチベット在任期間中の騒乱鎮圧事件に対して責任を負うべきと認識しているという。胡錦濤氏が国家主席在任中にも同様の訴えがあったものの、調査を担当した法務官は、在任中であることを理由に受理を拒否していた。
専門家は「胡錦濤氏が江沢民氏と同様にすでに指導者の立場を退いたため、亡命したチベット人が司法行動を起こすための機が熟したと判断した結果」と指摘している。
一方、国際問題の専門家である北京外交学院の蘇浩(スー・ハオ)教授は、今回の件について電話インタビューを受け、「十年前からこうした状況は存在している。これらはすべて外部から反中国をあおるための常とう手段だ」と話している。(翻訳・編集/HA)
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