2013年11月22日、英国の大学評価機関「クアクアレリ・シモンズ」（QS）はこのほど、学生にとって学習に適した世界の50都市（QS Best Student Cities）を発表。香港とシンガポールが10位以内に入り、うちシンガポールは昨年の12位から一気に3位までランクを上げアジアトップとなった。香港の経済日報が伝えた。

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香港も昨年の19位から7位にランクを大きく上げた。トップは2年連続でフランスのパリ。2位は英国のロンドンだった。オーストラリアはシドニーとメルボルンの2都市が10傑に入り、それぞれ4位と5位だった。中国本土では、北京市と上海市がランク入りし、それぞれ18位と35位。韓国はソウルが14位。日本は東京17位、京都は50位という結果となった。

ランク入りした都市の数が最も多かったのは米国で、以下オーストラリア、カナダ、英国と続いた。新しくランクインした都市には、ニュージーランドのオークランドやチェコ共和国のプラハ、ノルウェーのオスロがあり、それぞれ18位、45位、48位だった。

都市の評価基準は、▽学生の動態▽金銭的負担の少なさ▽生活の質▽就職環境▽QSが毎年9月に公表している世界大学ランキングの順位の5項目。香港は、5項目のうち就職環境の得点が最高で96点。世界大学ランキングの順位は94点、学生の動態が85点だった。一方、金銭的負担の少なさと生活の質はいずれも低い得点だった。世界の学生が就職難に直面している現在、就職環境が良好であることが香港のランクを大きく上げる要因となった。（提供/人民網日本語版・翻訳/KN・編集/武藤）