2013年11月22日、米華字ニュースサイト・多維網は記事「日韓関係の悪化にあせる米国高官」を掲載した。

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アジアへの回帰戦略を掲げたオバマ米大統領。しかしその重要な一角を担うはずの日本と韓国の関係悪化が続いている。米国の戦略をも乱しかねない状況だが、手の出しようがないのが現状だという。今年10月に訪韓したヘーゲル米国防長官が懸念を伝えたが、朴槿恵（パク・クネ）大統領は日本側が謝罪の意を示していないとして関係改善に否定的な姿勢を示した。また日本側も韓国の反日感情こそが問題との見解を示している。

日韓関係をさらに悪化させているのは日本の「無能政治家」だと多維網は指摘する。今年5月、橋下徹大阪市長は慰安婦は強制ではなかったなどと発言し、日韓関係のさらなる悪化を招いた。

中国の台頭に対応するべく、米国はアジアへの回帰戦略を最優先課題に掲げているが、同盟国たる日本と韓国がその足を引っ張っている。問題を悪化させる日本の三流政治家を制御することができなければ、米国のアジア戦略そのものにも影響を与えかねない状況だ。（翻訳・編集/KT）