Record China 2013年11月24日(日) 8時18分
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22日、第1世代一人っ子の両親が老年期を迎えている。写真は南京の高齢者。
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2013年11月22日、南京市の戸籍人口のうち、すでに5人に1人は高齢者だ。今年末の時点で、同市に住む60歳以上の高齢者の数は、総人口(636万人)の21%にあたる120万人以上に達するとみられる。さらに細かく見ると、「第1世代一人っ子」の両親の数は40万人を上回る見込みだ。揚子晩報が伝えた。
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南京市民政局によると、昨年12月末の時点で、南京市の戸籍人口は636万人、うち60歳以上の高齢者は116万1800人に達し、全市総人口の18.23%を占めた。部隊所属者および大学在籍者の計約100万人を差し引いた場合、高齢者が全市人口に占める割合は21%を上回る。つまり、南京市民の5人に1人はお年寄りという訳だ。高齢化率が年平均4ポイントから5ポイント上昇している状況から見て、今年末には南京の高齢者人口は120万人を突破する見込み。
関連データによると、1995年の南京市の高齢者人口は34万2000人、全市総人口に占める割合は12.4%だった。2000年末には高齢者人口は40万人を上回り、全市総人口の14.4%を占めた。関連部門は、「南京市の高齢者人口のピークは2040年代に現れる」と予測している。
○増える「要介護」「独居」「空の巣」高齢者
南京に住む約120万の高齢者のうち15%は、身の周りのことが全くもしくは部分的にできない「要介護・要支援」の状況にある。つまり、子供や専門の介護者によるサポートがないと生活できない高齢者は18万人に上る。南京市民政局社会福祉サービスセンター担当者は、「当センターは昨年、介護や支援を必要とする高齢者に関するデータ・情報の収集作業に着手した。雨花台区に住む病気の高齢者7000人を対象とした第三者社会機関による詳細調査の結果、要介護・要支援高齢者の数が年々増加していることが判明した」と述べた。
このほか、子供が独立して家を出て、夫婦のみが残った「空の巣」高齢者や「独居」高齢者も年々増加している。2012年末時点の統計データによると、南京全市の独居高齢者の数は6万5901人、都市と農村にほぼ半分ずつ分布している。彼らが徐々に自分で身の周りのことができなくなった時には、長期にわたり、コミュニティーや高齢者施設での介護が必要となる。また、全市には13万6500世帯の「空きの巣」家庭があり、老夫婦が2人だけで生活している。彼らの中には、息子や娘とは遠く離れている夫婦や息子や娘に先立たれた夫婦もあり、政府や社会からの十分な関心と愛を必要としている。これらのデータから見て、「空きの巣」高齢者の総数は33万8000人に達する。
○60歳すぎの高齢者、「子供は1人だけ」が過半数
南京の高齢者116万人の年代別内訳をみると、60歳代が64万4100人、70歳代が35万1300人、80歳代が14万9700人、90歳代が1万6400人。全市の100歳以上の高齢者は、昨年末の時点で230人、今年は240人に増えた。
「第1世代一人っ子」の年齢から見たところ、彼らの両親はすでに老年期にさしかかっている。関係者の分析によると、60歳代の高齢者64万人あまりの中で、「一人っ子」の親は半数以上を占めた。つまり、約40万人は、「子供は1人だけ」となる。彼らは自宅、コミュニティー、高齢者施設などで余生を送ることになるが、南京にとって、過去に例を見ないほど特別な、「政府・社会からの関心と愛が必要な人々」となる。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/TF)
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