Record China 2020年4月6日(月) 10時30分
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5日、RFIは、フランスの記者が新型コロナウイルスの犠牲者を追悼している場面で「ポケモンを埋葬している」との不適切な発言があったと伝えた。
2020年4月5日、ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)中国版によると、中国で行われた新型コロナウイルスによる死者を追悼する行事で、フランスの記者が「ポケモンを埋葬している」などと発言した。記者はその後謝罪したものの、非難の声が出ている。
中国では4月4日に中国では全国で新型コロナウイルスの犠牲者を追悼する行事が行われ、フランスのテレビ局BFMテレビもこの様子を中継した。中国の指導者や多くの参加者が哀悼の意を示している場面に続き、2人の軍人が中国国旗を半旗にして頭を下げ、哀悼の意を示している時、「彼らは今、ポケモンを埋葬しています」との男性の小さな声が聞こえたという。
この発言は、BFMテレビの記者であるEmmanuel Lechypre氏によるものだった。いたずらや故意の編集だったのではないかとの見方もあったが、発言が実際に行われたものであることが分かり、メディア関係者からは「これは一種の民族差別者によるミス」、「これをミスと呼ぶべきではない。これは民族差別だからだ」、「この発言をした人にとって命は少しの価値もないのだろう」などの非難の声が出たという。
これを受け、BFMテレビはすでに謝罪を表明。Lechypre氏本人も、テレビカメラの前で自らの発言について謝罪し、「中国の(新型コロナウイルスによる)死者への哀悼の場面での発言についておわびする」と述べた。そして、「全く適切ではない時に話をした。当時、マイクが入っていないと思っていた。これは完全に不適切なことであり、本当に申し訳なく思っており、改めて謝罪する」と語った。
しかし、記事によるとLechypre氏が謝罪の中で「マイクが入っていないと思った」と述べたことがさらに物議を醸したようだ。ツイッターでは「ポケモン」などの関連用語が検索ワードランキングで上位に入り、フランスの大手メディアも「最悪の識別力」などと伝えているという。
その後、ツイッター上ではこの記者に辞職を求める署名活動が行われ、フランス視聴覚最高評議会に対して、この記者の言論はニュース業界の職業モラルを損なったとの訴えがなされているとのこと。BFMテレビはLechypre氏を停職1週間の処分にしたことを明らかにしている。(翻訳・編集/山中)
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