これぞ「泥棒の鏡」?iPhone盗んだ泥棒、電話帳を手書きで写して持ち主に送る―中国

Record China    2013年11月27日(水) 0時15分

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26日、中国湖南省長沙市でこのほど、iPhoneを盗んだ犯人がiPhone本体ではなく、中のSIMカードと電話帳を手書きで写したメモを送り返すという事件が発生した。写真は上海のアップルストア。

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2013年11月26日、中国湖南省長沙市でこのほど、iPhoneを盗んだ泥棒がiPhone本体ではなく、中のSIMカードと電話帳を手書きで写したメモを送り返すという事件が発生した。英BBC中国語版サイトが伝えた。

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鄒(ゾウ、仮名)さんは15日、面識のない人3人とタクシーに相乗りし、湖南省益陽市から長沙市に向かった。しかし、目的地に到着すると、鄒さんは自分のポケットに入っていたはずのiPhone4が無くなっていることに気付いた。iPhoneを盗んだのはタクシーで隣に座っていた人物に違いないと考えた鄒さんは、「自分には強力なコネがあり、必ず見つけ出すことができる」と盗んだ犯人を脅すメールを自分の携帯電話に送り、返すように呼びかけた。

4日後、泥棒はiPhone本体ではなく、SIMカードと電話帳を手書きで写したメモを送り返してきた。1000個以上の電話番号が記載された細々としたメモは11枚にも上る。鄒さんは「これだけたくさんの番号をメモしてたら、けんしょう炎になるのでは」としみじみとした気持ちになり、「電話番号はなるべくSIMカードに保存することをお薦めする。泥棒が苦労しないように」と呼びかけた。

この事件をめぐって、ネットでは「プロ意識の高い良心ある泥棒」「泥棒の鏡」などといった称賛のコメントが寄せられた。一方では、「クラウドに電話帳をアップロードして保管すれば、そんな手間は必要なかったのに」などと機械オンチの泥棒を茶化すような発言もあった。

また、「電話帳をそのままSIMカードに保管して、持ち主に送り返せばいいのに、なんてばかな泥棒なんだ」と指摘する声や、さらには「メモ用紙11枚分の電話番号を再び携帯に登録し直すのは相当手間のかかることだ。ボタンを押しすぎて手の感覚がなくなるのでは」と持ち主を心配するコメントも寄せられた。(翻訳・編集/XC)

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